研究課題/領域番号 |
05J00046
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
遺伝・ゲノム動態
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研究機関 | 国立情報学研究所 |
研究代表者 |
大西 啓介 国立情報学研究所, 情報学プリンシプル研究系, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | miRNA / non-coding RNA / snoRNAクラスター / 遺伝子クラスター / 比較ゲノム解析 / 比較解析 |
研究概要 |
ヒトとげっ歯類の比較ゲノム解析から、本領域内にはヒトにあるがげっ歯類にはないmiRNAが7つ存在することが明らかとなった。これらにデータベースに登録されているヒトの既知miRNA中のものを加えた、種・系統特異的なmiRNAの進化および機能、さらにnon-coding RNA(ncRNA)複合領域内のsnoRNAクラスターの機能を明らかにするため、以下を目的とし研究を行った。 ・既知miRNA中で種・系統特異的な進化を果たしたものの機能を明らかにする。 ・miRNAおよびsnoRNAクラスターの標的遺伝子を予測し、標的との相互作用の様式を明らかにする。 さらに種・系統特異的なメンバーに関し、標的や下流遺伝子に対する機能を解析する。 ・配列決定および比較ゲノム解析により、既知miRNAおよびncRNA複合領域と、標的遺伝子との共進化の様式を明らかにする。 19年度は、より詳細に標的遺伝子の予測をおこなった。具体的には、それぞれのメンバーに対する標的の予測をより高精度におこなった。 その結果、本miRNAクラスターの標的としてHox protocadherinなどの遺伝子クラスターが検出された。それに加え、単一の遺伝子を複数のメンバーが標的している例が多数検出された。このことから、本miRNAクラスターは、従来考えていた相互作用のモデルだけではなく、より複雑な相互作用の様式を示し、プロテオームの多様性に大きな影響を与えていることが示唆された。
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