研究課題/領域番号 |
05J01786
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
有機化学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山本 康友 京都大学, 薬学研究科, 特別研究員(DC2)
|
研究期間 (年度) |
2005 – 2006
|
研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
|
配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
|
キーワード | 全合成 / リチウムエノラート / 不斉反応 / 共役付加 |
研究概要 |
ハリクロリンは5つの不斉点を有する化合物であるが、そのうち3つの連続する不斉点を構築するのが本研究の中心課題である。本年度は、平成17年度に達成した3不斉点構築を足がかりに全合成研究を行った。 まず、ハリクロリンのC1〜C5フラグメントとして、diethy1-2-(3-iodoallylidene)malonateを合成した。プロピオール酸エチルを酢酸中Nalで処理してiodoacrylateとした後、エステルをDIBALで還元してiodoacroleinとした。これをマロン酸ジエステルとKnoevenagel縮合させてiodoallylidenemalonateをE/Z=6/4で得た。 前年度までに合成した3連続不斉点有するオレフィンをヒドロホウ素化したのち、iodoallylidenemalonateと鈴木カップリングさせて不飽和マロン酸エステルとした。Boc基をTFAで除去し、次いで炭酸カリウムで処理すると、アミノ基が分子内1,6-付加し、アザスピロ環骨格が得られた。これをtoluene中加熱したが分子内ラクタム化は進行しなかった。そこでまず、接触還元して飽和マロン酸エステル5とし、これをEtOH中NaOEtで処理したところ、分子内ラクタム化はまたしても進行せず、片方のエステルが加水分解されたアミノ酸が得られた。これをEDCI、HOBtを用いて縮合させ、Tricyclic coreを合成した。
|