研究課題/領域番号 |
05J02283
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
神経科学一般
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
佐藤 達雄 京都大学, 医学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2007年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 聴覚 / 音源定位 / 両耳間音圧差 / 外側毛帯背側核後部 |
研究概要 |
音源定位とは空間的に音の位置を決めることであり、両耳間音圧差・時間差の情報が重要である。音源定位研究は鳥類で進んでいるが、音圧差情報の計算過程はメンフクロウを用いた限られたin vivo研究があるのみで、in vitroは全く未知である。本課題ではin vivo・in vitro両方の実験をニワトリで行うことで、細胞生理からシステム生理まで一貫した解明を目指す。外側毛帯背側核後部(LLDp)を対象とし 1 in vivoにおけるニワトリの音圧差計算様式の解明 2 in vitroにおける細胞生理学的解析を行っている。 19年度はin vivo実験の仕上げを主にした。ニワトリでは、左右の中耳腔を連結するinteraural canalの影響により、鼓膜レベルで音圧差が増幅すると言われているが、その神経処理については未知であった。そこで、LLDp核とその下位核にあたる鳥類蝸牛神経亜核(NA核)の単一細胞から細胞外電気記録を行った。NA核においては音圧情報の抽出のみが行われているのではなく、LLDpにおける音圧差計算の感受性を増幅していることがわかった。さらに、鼓膜に対する麻酔の影響を評価し、また発達過程にともなうinteraural canalの影響の変化も評価した。 この内容に関する論文を近日中に再投稿予定である。
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