研究課題/領域番号 |
05J03468
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
遺伝・ゲノム動態
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研究機関 | 大阪大学 (2006-2007) 横浜市立大学 (2005) |
研究代表者 |
高橋 奈美 (春田 奈美) 大阪大学, 微生物病研究所, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | DNA修復 / Rad51 / Rad55 / Rad57 / 相同組換え / 分裂酵母 / Sfr1 / Swi5 / DNA修複 / 生化学 |
研究概要 |
分裂酵母における相同組換え反応のメカニズムを解明するために、Rad51のアクセサリータンパク質であるSwi5-SfrlとRad55-Rad57の複合体について解析を行った。相同組換えの中心的な役割を果たすRad51は、DNA鎖交換反応を行う。Sfrl/Swi5複合体の存在下では、Rad51タンパク質のATP加水分解活性および鎖交換反応活性が顕著に促進されることを、試験管内再構成による反応系でこれまで示してきた。本年度はRad51のもう一つのアクセサリータンパク質であるRad55-Rad57に焦点をあてて研究を進めた。Rad55,Rad57は単独での発現および大腸菌での発現は、不溶性画分になったが、昆虫細胞において共発現することで可溶性になった。そこで、数段階のクロマトグラフィーを組み合わせて複合体として精製することができた。精製したタンパク質複合体は、免疫沈降法によってRad51と物理的な相互作用があることを示した。しかし、予想されたATP加水分解活性やDNA結合活性は認められなかった。 この精製したRad55-Rad57をRad51のDNA鎖交換反応に加えたが、反応の顕著な促進は見られなかった。しかし、Swi5-Sfrl存在下でのRad51の反応は、Swi5-Sfrlの等量のRad55-Rad57によって阻害を受けたことから、二つのアクセサリータンパク質が拮抗してRad51に働いている可能性も示唆された。
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