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粒子と量子場の相互作用系における束縛の強化の解析的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05J03551
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 基礎解析学
研究機関岡山大学

研究代表者

宮尾 忠宏  岡山大学, 大学院・自然科学研究科, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード非相対論的場の量子論 / 関数解析 / バイポーラロン / 数理物理学 / 場の量子論 / 基底状態 / パウリ・フィールツ モデル
研究概要

イオン結晶中の2つの電子を考える。この2電子の間には、次の2つの力が働く。(1)各電子が同じ電荷を持つために働くクーロン斥力。(2)格子-電子間相互作用により生じる電子間引力。2電子間の引力がクーロン斥力より強いならば2つの電子はベアを形成する。このイオン結晶中の2電子ベアをバイポーラロンと呼ぶ。本年度の主な研究業績は、この直感的な話を数学的に厳密に証明したことである。より詳しく述べると、このような系は一般にFroehlich Hamiltonianと呼ばれる、フォック空間上の自己共役作用素で記述される。バイポーラロンの存在は、このHamiltonianが基底状態を持つことに対応している。(ここで基底状態とはHamiltonianのスペクトルの下限が固有値である場合の、対応する固有ベクトルのことである。)ここで考察しているFroehlich Hamiltonianとは、非常に複雑であり、そのスペクトル解析は困難である。執筆者とミュンヘン工科大学のH. Spohn教授は実際にFroehlich Hamiltonianが基底状態を持つことを証明した。これが業績欄の論文である。先に述べたようにFroehlich Hamiltonianの解析は困難だが、我々は以前の共同研究を通じて発展させてきた手法をさらに発展、応用することにより、このHamiltonianが強結合領域において実際に基底状態を持つことを証明した。さらに、この証明の中で自然に現れてくるPekar-Tomasevich汎関数と呼ばれるエネルギー汎関数の解析が、今後の執筆者とH. Spohn氏の共同研究に繋がっている。また、バイポーラロンに関連する論文を2本現在投稿中である。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] The bipolaron in the strong coupling limit2007

    • 著者名/発表者名
      T Miyao and H. Spohn
    • 雑誌名

      Annales Henri Poincare 8

      ページ: 1333-1370

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Lowest energy states in nonrelativistic QED : atoms and ions in motion2007

    • 著者名/発表者名
      M.Loss., T.Miyao, H.Spohn
    • 雑誌名

      Journal of functional analysis 243

      ページ: 353-393

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2025-11-17  

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