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試験管ES細胞分化システムを用いた間葉系幹細胞の分化メカニズムの解明と医療応用

研究課題

研究課題/領域番号 05J04209
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 医化学一般
研究機関神戸大学

研究代表者

高島 康弘  神戸大学, 医学系研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード胚性幹細胞 / 間葉系幹細胞 / 発生 / 神経堤細胞
研究概要

ES細胞から間葉系幹細胞を誘導しえたこと、この間葉系幹細胞は神経上皮細胞由来であることから、試験管内のES細胞の分化メカニズムと生体内の発生過程が同じであるのかを明らかにすることを目的として研究を行った。
神経上皮特異的に発現している遺伝子であるSox1遺伝子にCreリコンビネースをノックインしたマウスを作成した。このマウスと、Rosa-stop-YFPマウスと交配することで、Creが発現すると、YFPが発現し、ひとたびCreが発現した細胞は、理論上Creを発現し続けることができるマウスを作成することに成功できた。このマウスを解析したところ、胎生期においては、YFP陽性すなわち神経上皮細胞由来のPDGFRα陽性の細胞が存在し、その細胞は多分化能および増殖能力を有しES細胞由来の間葉系幹細胞と同じ能力および形態の細胞であった。以上のことから、少なくとも胎生期において、神経上皮由来の間葉系幹細胞が生体内で存在することを証明しえた。
次に出生後のマウスにて神経上皮由来の細胞が存在するのかを解析することにした。同様にSox1CreマウスとRosa-stop-YFPマウスを交配した。まず、間葉系幹細胞の存在が報告されている骨髄で解析をすることにした。出生直後のマウスを用いた解析からは、骨髄内にわずかではあるが、間葉系幹細胞が存在する、という所見を得た。
この発生過程が、神経から直接関間葉系に分化するのか、Neural crestを経るのか、という問題に関して、PO-Creマウスを用いて、同様に行った。このとき、Sox1-Creマウスと同様にNeural Crestからも同様にできることがわかり、少なくともNeural Crestも神経上皮と同様の能力を持つということが分かった。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Differentiation Potential of Parthenogenetic Embryonic Stem Cells Is Improved by Nuclear Transfer2007

    • 著者名/発表者名
      Takafusa Hikichi
    • 雑誌名

      Stem Cells 25巻1号

      ページ: 46-53

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Role of Kruppel-like factor 15 (KLF15) in transcriptional regulation of adipogenesis2005

    • 著者名/発表者名
      Mori Toshiki
    • 雑誌名

      Journal of Biological Chemistry 280・13

      ページ: 12867-75

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2024-03-26  

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