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銀河円盤からの拡散ガンマ線観測による系内宇宙線陽子の加速・伝播機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 05J05209
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 物性Ⅰ
研究機関東京大学

研究代表者

大石 理子  東京大学, 宇宙線研究所, 助手

研究期間 (年度) 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードガンマ線天文学
研究概要

1.次期ガンマ線天文衛星GLASTに関する研究実施状況
今年度5月から、GLAST衛星の主要な検出器であるLATの性能試験が行われているスタンフォード線形加速器センターに1ヶ月半滞在し、LATの一部でシリコンストリップで構成される飛跡検出器の性能評価を行った。
滞在中に関わった飛跡検出器の性能評価は、(ガンマ線の代わりに)宇宙線ミュー粒子の飛跡データを解析することによって行った。LATは4x4=16のユニット,"タワー"で構成され、滞在時にはこの内の4タワーについて試験データが取得されており、これらのデータに対して、1.ガンマ線の到来方向の決定精度に影響するタワー間アラインメントの精度の見積もりおよびそのずれ値の検出、2.シリコンストリップ検出器の包括的な電荷検出効率について、実測とモンテカルロシュミレーションとの一致度の検証を行うプログラムの作成に参加した。
2.TeVガンマ線地上観測実験 CANGAROOにおける研究実施状況
2004年度にCANGAROO望遠鏡ステレオ観測システムを用いて取得した銀河円盤の観測データの解析をさらに展開させた。CANGAROO実験については、グループ内部で解析手法の統一がなされていないことが問題視されており、可能な限り不確定性を排除し、背景雑音に対して取得されるガンマ線の信号雑音比が最良にする解析手法をグループ全体で検討・検証する作業に加わった。また、銀河円盤のような拡がった天体の解析手法(背景領域の定義・フラックスの求め方)は点源のそれとは異なるため、グループの過去の経験が貧弱であり、拡がった天体の解析手法とその妥当性に対する評価を行った。これらの研究の途中結果を第28回宇宙線国際会議にて発表した。

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2024-03-26  

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