研究課題/領域番号 |
05J05272
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
細井 克彦 大阪市立大学, 大学院・文学研究科, 教授
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研究分担者 |
王 幡 大阪市立大学, 大学院・文学研究科, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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キーワード | 高等教育の市場化・民営化 / 中国の民弁高等教育 / 民弁大学 / 独立学院 / 大学教育の評価制度 / 産学連携 / 大学企業 |
研究概要 |
平成19年度は、王幡が外国人特別研究員としての最終年度に当るので、研究課題に関する中間的ではあるが報告書を作成した。 報告書は、2部構成になっている。第1部は、中国における高等教育の市場化、民営化の特徴や課題を明らかにすることをねらいとして、民弁大学と独立学院を含む民弁高等教育の問題、大学教育評価の制度化、産学連携の変容などを扱っている。具体的には、(1)中国における高等教育民営化の動向-民弁大学と独立学院、(2)中国における高等教育の市場化-国公立普通高等教育機関と民弁大学、(3)中国における民弁高等教育の変容、(4)中国における大学教育評価の制度化、(5)中国における産学連携の-形態としての大学企業の変容、(6)中国における大学企業の現状、などの論稿が納められている。 第2部は、日本における国立大学法人化と産学連携、高度人材養成の現状と課題、私立大学における新たな大学像の探求などを対象としている。そこでは、(1)日本の大学における産学連携の現状、(2)日本の大学における高度専門職業人養成の新展開、(3)私立大学における教学実践の探求-阪南大学を事例として、などが紹介されている。 以上のなかでも、とくに中国における大学教育評価の制度化や産学連携は近年急速に展開されたものであり、その最新の情報を使っての検討という点で、先駆的な意義がある。
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