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初期中世教会堂に関する建築史研究〜ユスティニアヌス帝期教会堂建築の特性と意義

研究課題

研究課題/領域番号 05J07192
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 建築史・意匠
研究機関筑波大学

研究代表者

高根沢 均  筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード初期中世 / 教会堂建築 / ユスティニアヌス帝 / 階上廊 / スポリア(再利用材) / 典礼 / 初期キリスト教時代 / 初期ビザンティン
研究概要

サンタニェーゼ・フォーリ・レ・ムーラ聖堂(ローマ、7世紀初頭創建)について、2003年10月から現地の建築調査を実施してきた。本年度も2006年10月に現地を訪れ、約2週間にわたって同聖堂の実測と細部写真記録を行った。実測調査では、トータルステーションによる精密測量を行い、図化を進めている。また並行して文献収集を行うとともに、ドイツ考古学研究所にて初期教会堂建築の碩学であるブランデンブルク教授を訪問し、貴重な意見と示唆をいただいた。実測データ等については、図化・整理を行い、考察を進めている。本年度は、サンタニェーゼ聖堂の建築的特徴と建築部材の配置計画について、学会誌に論文を2本投稿し採用受理されている。これらは、本研究の重要課題である階上廊の機能について検討したものであり、新しい知見を得ることができた。また、イタリアでの研究報告のため、イタリア語の報告書の作成を進めている。
2006年11月には、日高健一郎教授(受入研究者)のハギア・ソフィア大聖堂(イスタンブール、537年創建)学術調査に参加し、ドームつきバシリカ式建築の代表例である同聖堂の建築細部の特徴を確認した。また、同じくユスティニアヌス帝建立のハギア・イレーネ聖堂(6世紀初頭創建)を訪れ、細部の写真記録を行った。
2007年1月にはテッサロニキとローマで目視調査を行った。テッサロニキでは、古代末期のドーム建築であるハギオス・ゲオルギオス聖堂(4世紀初頭創建)と、初期キリスト教時代の階上廊付バシリカであるアヒエロポイエートス聖堂(5世紀創建)において、細部の写真記録を行った。今後、日高教授が2007年度に実施する方向で準備を進めている建築調査に、一員として参加する予定である。またローマでは、初期中世の教会堂の目視調査を実施し、再利用部材と建築空間の機能との関係について、サンタニェーゼ聖堂での考察の検証を行った。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] サンタニェーゼ・フォーリ・レ・ムーラ聖堂におけるスポリアの配置とその意義2007

    • 著者名/発表者名
      高根沢 均
    • 雑誌名

      日本建築学会計画系論文集 (2007年2月採用、2007年6月掲載予定)

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] サンタニェーゼ・フォーリ・レ・ムーラ聖堂の建築的特徴と階上廊の意義2006

    • 著者名/発表者名
      高根沢 均
    • 雑誌名

      日本建築学会計画系論文集 610号

      ページ: 191-197

    • NAID

      110004997798

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] サンタ・アニェーゼ・フォーリ・レ・ムーラ聖堂の調査報告 初期中世教会堂研究(1)2005

    • 著者名/発表者名
      高根沢均
    • 雑誌名

      日本建築学会関東支部2005年度研究報告会・研究報告集 76号

      ページ: 509-512

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2024-03-26  

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