研究課題/領域番号 |
05J09317
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
機能物質化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
立川 貴士 大阪大学, 産業科学研究所, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 二酸化チタン / 光触媒 / DNA / 電荷分離 |
研究概要 |
1.TiO_2-修飾DNAナノ複合停(TiO_2/DNA)の合成 (1)TiO_2ナノ粒子の合成 TiCl_4の加水分解により直径約4.5nmのTiO_2ナノ粒子を酸性条件下で合成した。粒子間の凝集を避けるため、一度LiOH水溶液によりアルカリ性にした後、透析によりpH 6.5のTiO_2コロイド溶液を得た。また、DNAのリン酸部位とTiO_2表面との相互作用を避けるため、TiO_2表面をグリシジルイソプロピルエーテルによりキャップした。TiO_2ナノ粒子の一次粒径および二次粒径は原子間力顕微鏡によって評価した。 (2)スチルベンジエーテル誘導体修飾DNAの合成 ラジカルカチオンを観測するためのホール受容体として、4種の塩基より酸化電位が低く、かつモル吸光係数の大きなスチルベンジエーテル誘導体を選択し、ホスホアミダイト法によりDNA末端に修飾した。修飾DNAの構造は質量分析法およびUV/Vis吸収スペクトル法により決定した。 (3)ドーパミン修飾DNAの合成 TiO_2とDNAを結合させるための吸着分子としてドーパミンを選択し、ポストモディフィケーション法によってドーパミン修飾DNAを合成した。ドーパミン修飾DNAの構造は質量分析法およびUV/Vis吸収スペクトル法により決定した。 2.その他 以下の項目についての検討を行い、学術論文等として発表した。いずれも本研究課題と密接に関連した研究である。 (1)ポリ酸修飾TiO_2光触媒の反応機構 (2)TiO_2ナノシート複合膜における光触媒反応機構 (3)単一分子分光法を用いた非接触TiO_2光触媒反応機構
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