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20世紀前半における世界像の転換とロシア革命の思想的基盤(レーニンを中心に)

研究課題

研究課題/領域番号 05J10170
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 政治学
研究機関一橋大学

研究代表者

白井 聡  一橋大学, 大学院社会学研究科, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードレーニン / ロシア革命 / ソヴィエト連邦 / 国家論 / 資本主義 / マルクス主義 / パシュカーニス / 唯物論 / 社会主義 / ロシア・アヴァンギャルド / 現代思想 / 精神分析
研究概要

報告者の平成18年度中の研究成果として最も特筆すべきことは、これまでのレーニンに関する研究をまとめた単著を刊行するめどをつけることができたことである。この著作は『未完のレーニン-<力>の思想を読む』と題され、5月10日に講談社選書メチエ・シリーズの一冊として刊行される予定である。本著作の内容の多くの部分は、報告者がこれまで雑誌等に発表してきた諸論考を元としているが、今回一冊の書物に編むにあたって、随所に大幅な改稿がなされた。本書は大枠として、レーニンの二つの著作、すなわち『何をなすべきか?』および『国家と革命』を精読するという体裁をとっているが、単に政治思想史的研究にとどまることなく、現代国家論・現代資本主義論・現代イデオロギー論といったアクチュアルな隣接諸領域についても踏み込んだ考察を行なっている。また、本書は読者への簡便性を考慮した選書シリーズの一環として刊行されるため、一般読者に対するわかり易さも考慮して書かれている。ゆえに、本書はマルクス主義思想への一種の入門書としても機能しうることが期待される。以上により、本書は古典的マルクス主義の思想についての内在的研究となっていると同時に、現代的諸課題について意義ある問題提起を行ないえている、と言えるだろう。
また、報告者は2006年10月21日に社会思想史学会の第31回研究大会の<セッションA=マルクス主義の展開>において、「レーニンを再読する」と題した研究報告を行なった。同報告においては、今日レーニンの思想・ロシア革命を再検討する意義に関して、多くの社会思想研究者と意義深い意見交換を行なうことができた。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (7件)

  • [雑誌論文] <力>の消滅のヴィジョン-『国家と革命』再論2006

    • 著者名/発表者名
      白井 聡
    • 雑誌名

      情況 第三期第三巻第三号

      ページ: 114-127

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 終末の認識論-レーニン<再見>に寄せて2006

    • 著者名/発表者名
      白井 聡
    • 雑誌名

      情況 第3期第7巻第1号

      ページ: 184-197

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] <力>の降臨-レーニン『国家と革命』の一元論的読解2005

    • 著者名/発表者名
      白井 聡
    • 雑誌名

      情況 第3期第6巻第4号

      ページ: 98-165

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 革命の欲動、欲動の革命-レーニンとフロイト2005

    • 著者名/発表者名
      白井 聡
    • 雑誌名

      別冊情況 第3期第6号第8号

      ページ: 148-172

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 後期-われわれの<善悪の彼岸>2005

    • 著者名/発表者名
      白井 聡
    • 雑誌名

      別冊情況 第3期第6巻第8号

      ページ: 340-345

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 書評論文:途半ばの反復-スラヴォイ・ジジェク『迫り来る革命-レーニンを繰り返す』2005

    • 著者名/発表者名
      白井 聡
    • 雑誌名

      情況 第3期第6巻第9号

      ページ: 244-248

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 「物質」の思想が目指したもの-レーニンのスプレマチズム2005

    • 著者名/発表者名
      白井 聡
    • 雑誌名

      アソシエ 第16号

      ページ: 64-82

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2024-03-26  

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