研究課題/領域番号 |
05J10511
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 国立天文台 (2007) 東京大学 (2005-2006) |
研究代表者 |
矢作 日出樹 国立天文台, 理論研究部, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 重力多体法 / 適合格子分割 / 銀河形成 / 球状星団 / 宇宙論 / 数値流体力学 / 適合格子分割法 |
研究概要 |
まず、適合格子分割(AMR)流体コードの並列化を行いました。流体コードは2次のGodunov法である、線型区分法(Piecewise Linear Method)を採用しています。この流体コードをAMR化すると同時に、並列化を行いました。並列化には、並列AMR N体法で用いた領域分割をそのまま採用しました。即ち、各階層毎に階層格子をMorton順序で整列し、それをプロセス数で分割するというものです。 また、地球シミュレータを使った1024^3体計算も行いました。計算時間よりデータの転送時間の方が圧倒的に長かったのですが、データの転送も無事終了し、暗黒ハロー探索、合体系譜作成まで終了しています。また、暗黒ハロー探索で求まる暗黒ハローの質量関数を出したところ、Yahagi, Nagashima, & Yoshii(2004;YNY)の結論である、低質量側での質量関数の振る舞いが、Jenkins, et. al.(2001)では再現できず、Sheth & Tormen(1999)の質量関数、または、YNYで提案した質最関数で再現できる、ということが、YNYで計算されているよりさらに低質量側でも確認されました。 一方、New South Wales大学の戸次賢治さんと以下の共同研究をしました。私の計算したN体計算データと暗黒ハロー探索データを使い、ある条件を満たす粒子を球状星団粒子とみなし、その球状星団粒子の分布や運動を調べました。また、長崎大学の長島雅裕さんの準解析的銀河形成モデルを使って銀河の観測量も計算し、球状星団粒子とその母銀河の観測量との間の相関なども調べました。
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