研究課題/領域番号 |
05J12076
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
応用獣医学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
山内 啓文 (2007) 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 特別研究員(DC1)
山内 啓史 (2005-2006) 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2007年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 胎盤 / 栄養膜細胞 / DNA傷害 / アポトーシス / p53 / DNA障害 / 細胞周期 |
研究概要 |
本研究は胎盤におけるDNA傷害の影響とその機序を明らかにすることを目的としている。 今年度の研究では、妊娠12日目のマウスに、etoposide 10mg/kgを腹腔内投与、またはγ線5 Gyを全身照射し、それぞれ8および24時間後、6および24時間後に胎盤を採材した。両者とも、DNAに二本鎖切断を生じさせる。 その結果、etoposide、またはγ線処置により、処置6〜24時間後に胎盤迷路部栄養膜細胞においてアポトーシスマーカーであるTUNEL染色に陽性を示す細胞数が増加した。また、いずれの処置によっても、6または8時間後にp53タンパク質の発現上昇およびリン酸化の充進がWestern blotting(WB)および免疫染色によって確認された。さらに、p53欠損マウスの胎盤では、etoposide投与によるアポトーシス誘導が顕著に抑制されていた。これらの結果から、p53がDNA二本鎖切断による胎盤アポトーシスに関与していることが示された。 胎盤栄養膜細胞の増殖活性を評価したところ、etoposide投与8時間後およびγ線照射6時間後に、分裂像数の減少が認められた。そこで、細胞周期の変動を調べるためにCyclinA,B,D,Eのタンパク質発現量をWBで調べたところ、etoposide投与およびγ線照射の後にCyclin B1の発現上昇が認められた。Cyclin B1は、細胞分裂を開始させる働きがあり、M期中期にその働きを終えるとすみやかに分解される。栄養膜細胞の分裂像数が減少しているのにもかかわらずCyciin B1の発現が上昇したことにより、細胞周期がG2/M期境界で停止していることが考えられた。
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