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生涯スポーツの促進に関する日米比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 06045027
研究種目

国際学術研究

配分区分補助金
応募区分大学協力
研究機関奈良教育大学

研究代表者

北村 陽英  奈良教育大学, 教育学部, 教授 (10028590)

研究分担者 YOUNG Bruce  ロック, ヘイブン大学・教育学部, 教授
BLACK Bradle  ロック, ヘイブン大学・教育学部, 教授
DOLAN James  ロック, ヘイブン大学・教育学部, 助教授
VANDINE Dora  ロック, ヘイブン大学・教育学部, 教授
DEWETTE L.A.  ロック, ヘイブン大学・教育学部, 教授
若吉 浩二  奈良教育大学, 教育学部, 助教授 (30191729)
岡澤 祥訓  奈良教育大学, 教育学部, 助教授 (40110978)
中谷 昭  奈良教育大学, 教育学部, 助教授 (70116284)
木村 真知子  奈良教育大学, 教育学部, 教授 (60144630)
田村 雅宥  奈良教育大学, 教育学部, 教授 (10094583)
稲垣 正浩  奈良教育大学, 教育学部, 教授 (00024092)
岡本 重夫  奈良教育大学, 教育学部, 教授 (00031568)
DEWATTE Lucienne a  Lock Haven University, Professor
BRUCE Young  ロック, ヘイブン大学, 教授
DORA Vandine  ロック, ヘイブン大学, 教授
LUCIENN.A de  ロック, ヘイブン大学, 教授
BRADLEY Blac  ロック, ヘイブン大学, 教授
竹村 昭  奈良教育大学, 教育学部, 教授 (80031532)
研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
1995年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード生涯スポーツ / 運動有能感 / 教授技術 / 栄養摂取 / 血中脂質 / 栄養調査 / 健康意識 / 血液性状
研究概要

我々は先に1987年から1990年までの3年間、本学と大学間協定をもつアメリカ合衆国ペンシルベニア州ロック・ヘイブン大学との間で『生涯スポーツの促進に関する日米比較研究』を行った。今回はさらにこれを発展させ以下の3つのテーマに関しロック・ヘイブン大学との研究を行った。
1.生涯スポーツに関する意義と実態についての日米比較研究
2.大学生の運動有能感の日米比較研究
3.大学生の栄養摂取状況および血液性状の日米比較研究
1.生涯スポーツに関する意義と実態についての日米比較研究
1987年から1990年に行ったロック・ヘイブン市民の生涯スポーツに関する意識と実態調査の結果と今回の再調査の結果とを比較検討した。
その結果、ロック・ヘイブン市においては生涯スポーツへの参加度が漸増していること、身近で手軽な生涯スポーツが行われていること、内容としては「ウォーキング」が増えていることなどが明らかになった。その原因として、わずかながら町に活気がもどっており、経済的にやや復興のきざしが見えはじめていること、生涯スポーツ施設の拡充が進んでいること、健康への関心がより一層高まっていること、などを指摘することができる。
2.大学生の運動有能感の日米比較
運動有能感は身体的有能さの認知、統制感、受容感の3因子に分けることができ、この3因子は教授技術に影響されることが報告されている。そこで、本研究では日本とアメリカの教授技術の違いが大学生の運動有能感にどのような違いをもたらすのかについて検討した。
対象としてロック・ヘイブン大学学生115名、奈良教育大学学生188名の計303名を用いた。対象者に岡沢らが作成した15項目からなる運動有能感に関する質問と運動参加や教師行動に関する質問を行った。
その結果、運動有能感については3項目すべてについてアメリカ人学生の得点のほうが日本人学生より有意に(P<0.001)高い値が得られた。教授技術については、日本では誤りを指摘する際、こうすれば良いという修正無しの指導が多いのに対し、アメリカでは修正情報の伴った誤りの指摘が行われていた。また、アメリカにおいては賞賛や励ましが多く行われていた。このような指導法の違いが運動有能感の違いを生じたものと考えられる。運動参加については運動有能感の違いを反映し、アメリカでは運動に対する愛好的態度が比較的高く、運動に参加する日数が多いという傾向が見られた。
3.大学生の栄養摂取状況および血液性状の日米比較研究
近年、日本においても栄養過多や運動不足が原因で成人病が急増している。そればかりではなく小児においても成人病が見られるようになり社会的問題となりつつある。そこで、本研究では日米学生の栄養摂取状況と運動参加が血中脂質など血液化学成分にどのような影響を及ぼしているのかについて検討した。
被験者としてロック・ヘイブン大学男子学生29名、女子学生26名、奈良教育大学男子学生22名、女子学生28名を用いた。
総摂取カロリーは男女ともアメリカ人で高い傾向が見られたが、炭水化物、脂質およびタンパク質の摂取比率に差はなかった。また、カルシウムの摂取量にも差が見られなかった。血中総コレステロール量、LDLコレステロール量、血糖値については両国に差が無かったものの、中性脂肪量はアメリカ人が高く、逆HDLコレステロール量は日本人が高い傾向がみられた。
今回、血液分析においてアメリカ人学生の血中脂質がやや高い傾向が見られたものの日本人学生との間にほとんど差が見られなかった。これは、アメリカ人学生の食事傾向が高炭水化物、低脂肪食と日本人においても理想的と考えられるパターンになってきたためと考えられる。

報告書

(2件)
  • 1995 研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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