研究課題/領域番号 |
06203101
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松原 望 東京大学, 教養学部, 教授 (20000185)
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研究分担者 |
奥井 智之 亜細亜大学, 教養部, 助教授 (80192524)
岸野 洋久 東京大学, 教養学部, 助教授 (00141987)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1994年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 戦後日本 / 近代 / 日本問題 / 経済成長 / 耐久消費材 / 地域 / 都市 / 活性化 |
研究概要 |
以下4分野の研究行った。 (1)戦後の理念「戦後日本形成」が日本の近代社会の形成であることはいうまでもないが、それは単純な意味での近代社会の形成であるといえない面を含んでいる。それは欧米の知識人のいう「日本的」な近代社会の形成としての側面である。奥井は「日本問題」という視点から、このような欧米知識人の「戦後日本形成」についての理解の変遷をたどる作業を行った。 (2)経済統計から見た戦後 戦後は「経済成長」というタ-ムによって、相当のの部分認識され識別される特徴的内容を含んでいる。すなわち、計量戦後史、統計戦後史と形容される面によって特徴付けられている。松原は耐久消費財(自動車をその典型とする)のもつ役割を、生産誘発係数、輸出誘発係数の数値をながめながら論ずることにより、戦後日本の可視的理解に迫る表現法を考案した。 (3)地域の研究1 岸野は「戦後日本」という盾のもう一つの世界、すなわち没落が一般的イメージとなっている農山漁村の地域調査を行い、戦後日本が漁村においてたどりついた状況を、地域活性化という展望をまじぇながら分析した。 (4)地域の研究2 奥井は、「戦後日本」が演出された大きな場である「都市」を「アジール」という視点からとらえ、まず東京人の定住過程をたどる作業を行った。
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