平成6年度における活動実績としては、前年度に続き、重点領域研究「戦後日本形成」経済関係計画研究・三和良一班と共同でおこなってきたコンテンツ・リストを基礎とするGHQ文書のデータ・ベース化作業を進め、経済科学局(ESS)文書540項目(=財閥解体・独占禁止関係文書)についての全入力作業を終了した。 さらに、前年度におこなったトップ・シ-クレット(TS)文書のキーワード検索可能な状態への集約化と連結化と同様な形式で粗処理をおこない、本年度中には国立国会図書館で進められているGHQ文書のディスクリプション・カードを基礎とした検索データ・ベース化作業への連結可能な状態に仕上げるよう、最終工程に入っている。 加えて、上記重点領域研究「戦後日本形成」経済関係計画研究(三和班・橋本班)の研究会に参加し、戦後における企業システム形成過程における企業金融の特徴(メイン・バンク制、間接金融優位)につき、報告をおこない、討論に参加した。
|