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高度成長と日本的流通構造-とくに総合商社の形成とその現代的意義について

研究課題

研究課題/領域番号 06203212
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関福岡大学

研究代表者

山中 豊国  福岡大学, 商学部, 教授 (90090779)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード高度成長と流通
研究概要

平成6年度は、高度成長期の日本のビッグ・ビジネス・マーケティング担当管理者で,後,各社の役員となった人々から直接のヒアリングを行い,総合商社起用に対するメーカー内部の意思決定の経緯を調査した。そのうち数社については,合意をえてテープをとり,資料として公表できた。すなわち新日鉄,旭化成,東レ,東洋紡,丸紅,三井物産,富士銀行である。録音不可能な多くの面接調査も,今後の総合商社論の研究に大きいヒントとなった。高度成長期以来,日本的経営の流通面を担った総合商社の研究は従来,ほとんどが外部資料やマクロ資料に依拠しており,研究の方法が間接的であるという欠点をもっていたが,今度の調査により総合商社論を一歩すすめることができるという期待をもっている。幾つかの企業の工場見学を行い,高度成長期の生産的基盤と現在のそれの相違が,流通構造にいかなる影響を与えているかの調査も行った。これらの調査は,総合商社的流通経営の意義と限界を解明するために重要な役割を演ずると考えられるが,現在計画している重工業製品流通の国際的な比較研究の具体的な方法の確立のためにも有益であった。自分の研究以外に,毎月1度東京大学と青山学院で定期的に行われた「戦後日本形成経済班」の研究会に出席し,報告・討論に参加し,研究上有益な示唆を受けた。上記の調査研究の成果は論文,著作として近々,公刊する予定である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 山中豊国: "高度成長期と日本的流通構造" 学術月報. 602. 178-183 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 山中豊国: "企業的構造の戦後的変容ヒアリング" 福岡大学総合研究所報. 166号-人文102号. 1-150 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 山中豊国(編共著): "日本の商社" 大月書店 50(山中豊国分), (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 山中豊国(共著): "流通研究の現状と展望" ミネルヴァ書房 20(山中豊国分), (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2018-06-07  

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