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表情の分析・合成システムを用いた感性コミュニケーションに関する心理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06212104
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関神戸大学

研究代表者

米谷 淳  神戸大学, 大学教育研究センター, 助教授 (70157121)

研究分担者 鈴木 直人  同志社大学, 文学部, 教授 (30094428)
千葉 浩彦  淑徳大学, 社会学部, 助教授 (40207296)
山田 寛  川村短期大学, 助教授 (80191328)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1994年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードFIPS / 表情 / 表情認識 / 訓練 / 表情データベース / 精神物理曲線 / 日米比較
研究概要

我々が開発したFIPSと呼ばれるコンピュータシステムを心理学研究、特に、表情を中心とした対人コミュニケーションに関する実験的研究に利用して、人間の表情認識メカニズムの解明や表情認識訓練の開発などを進めてきた。また、表情合成の妥当性を高めるために、表情データベース構築についての基礎的作業に取り組んできた。平成6年度は、とくに、以下の作業を行った。
(1)表情データベース作成のため顔モニター撮影システム(FACESCOPE)の神戸大学への設置とそのシステム利用の検討、及び、予備実験を進めた。この作業を通して、FACSの各AUを動かす訓練に、顔のモニターが効果があり、また、AUや個人による差はあるものの、平均して3〜5回で基本表情を構成する主要なAUを正しく動かせるようになることが確かめられた。
(2)表情認識メカニズムの解明の作業の一環としてFIPSによってAUをわずかずつ変化させて作った表情刺激を用いて表情の弁別閾を測定して、表情ごとの精神物理曲線を描く精神物理学実験を行った。その結果、表情によって描く精神物理曲線が異なり、大体2種類のパターンにわけられることがわかった。
(3)表情研究のさらなる方向性を模索する試みのひとつとして日本と欧米のTVドラマを用いた表情識別実験のデータを分析し、日本人の表情認知メカニズムについて考察した。この作業により悲しみの表情の表出と認知における日米の文化差と、日本人が日本人の悲しみの表情と欧米人の悲しみの表情を別な認知メカニズムで処理していることが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 米谷淳・瀧上凱令: "日米のTVドラマを用いた表情識別実験" 神戸大学国際文化学部紀要「国際文化学研究」. 3. 29-54 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 米谷淳・山田寛・千葉浩彦・鈴木直人: "表情認識訓練の可能性" 行動科学. (印刷中). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 山田寛: "顔面表情認識の心理学モデル" 計測と制御. 33. 1063-1069 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2018-06-07  

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