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酸性を制御した超臨界流体によるコールタール中の塩基性成分の濃縮分離

研究課題

研究課題/領域番号 06214220
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関九州大学

研究代表者

持田 勲  九州大学, 機能物質科学研究所, 教授 (20037758)

研究分担者 坂西 欣也  九州大学, 機能物質科学研究所, 助手 (60183365)
光來 要三  九州大学, 機能物質科学研究所, 助教授 (50122693)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード超臨界CO_2 / コールタール / メチルナフタリン油 / 窒素含有物 / 分離精製
研究概要

メチルナフタリン油から吸着捕捉した窒素化合物を、より選択的に、高濃度で回収するための吸・脱着条件の探索、実フィードを用いた吸・脱着挙動の把握、非塩基性窒素化合物(特に、付加価値の高いインドール)の濃縮分離について、研究のとりまとめを行った。連続式装置によるモデルメチルナフタリン油の吸・脱着プロファイルを調べると、50℃、80気圧、超臨界CO_2流量61/min、試料送液量0.035ml/minの条件下で、120分まで全く窒素化合物を含まない精製メチルナフタリンが回収され、その後徐々にキノリン、イソキノリンを含むメチルナフタリン類が溶出し、220分経過した時点でほぼ初期のモデルフィード組成に戻った。また、抽出条件の探索によってキノリン、イソキノリンの分別回収が可能であることが示唆された。THFによる窒素化合物の完全回収によって、固体酸吸着剤の再生・繰り返し使用が可能であることが示された。
実フィードでも同一条件下でキノリン類の回収が可能であるが、吸着剤上に少量の強吸着成分が残存していることから、さらに厳密に吸着、回収条件を探索する必要がある。
1-メチルナフタリン(80%)、キノリン、インドール各10%からなるモデルフィードを用いて、陰イオン交換樹脂(AmberlitebIRA-904)充填カラムによる超臨界CO_2吸着プロファイルを調べたところ、50℃、80気圧の条件下でインドールだけを200分まで吸着させ、その後THFをエントレーナーとする超臨界CO_2によって高濃度のインドールを回収できた。固体酸吸着剤との二段階組み合わせ使用によって、効果的にインドール、キノリン類を分別回収できるプロセスを構築できることが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 坂西 欣也: "石炭から薬をつくる" 化学と工業. 47. 156-159 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 持田 勲ら: "超臨界CO2条件下シリカゲル担持硫酸アルミニウムを用いるメチルナフタリン油からの窒素化合物の捕捉及び回収" 日本エネルギー学会誌. 74(印刷中). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2018-06-07  

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