研究課題/領域番号 |
06218215
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
天谷 喜一 大阪大学, 基礎工学部, 教授 (80029503)
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研究分担者 |
長谷田 泰一郎 大阪大学, 基礎工学部, 名誉教授
蒲池 幹治 大阪大学, 理学部, 教授 (40028163)
石塚 守 大阪大学, 基礎工学部, 助手 (30184542)
小林 達生 大阪大学, 基礎工学部, 助手 (80205468)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1994年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 有機分子 / 磁気的相転移 / 強磁性 |
研究概要 |
1.ラジカルを有する有機分子磁性体 本研究では、ニトロキシルラジカルを有するメタクリル酸エステル(MOTMP)及びアクリル酸エステル(AOTMP及びMATMP)及びフェルダジルラジカルを有するp-CDTV、更にはVO^<2+>上の電子が磁性を担う高分子TPPPの磁気相転移を磁気的、熱的測定により調べた。 2.p-CDTVその他 NOラジカル以外のラジカルが磁性を担う、かつ強磁性的であるという点で注目されたp-CDTVについて、0.6K近傍で強磁性特有の磁化ヒステレシスを観測した。しかし、交流法磁化率による磁化過程では反強磁性的なスピンフロッピングがあらわれ、現在、結果を解析中である。 又、TPPPにおいては強磁性的キュリーワイス温度が45Kという高温で、その機構に興味があるが、30mkの極低温に至るまで磁気的長距離秩序は見出されず、今後の課題となった。
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