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Vertex Operator Algebraと有限単純群

研究課題

研究課題/領域番号 06221210
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関千葉大学

研究代表者

北詰 正顕  千葉大学, 理学部, 助教授 (60204898)

研究分担者 宮本 雅彦  愛媛大学, 理学部, 助教授 (30125356)
安藤 哲哉  千葉大学, 理学部, 助教授 (20184319)
野澤 宗平  千葉大学, 理学部, 教授 (20092083)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードモンスター単純群 / 頂点作用素代数 / リーチラティス / ニ-マイヤラティス
研究概要

散在型単純群モンスターMを全自己同型群として持つVertex Operator Algebra(頂点作用素代数)であるモンスター代数Vについて,特に,その部分代数に作用する有限群について研究を行った。その過程の副産物としてLeech latticeとNiemeier latticesに関する興味深い関連を発見した。
最近の宮本の結果によれば,Vのidempotents xと1:1に位数2の自己同型τ_xが対応している。さらに,このτ_xが自明に作用する部分代数を考えると,その上に作用する新たな位数2の自己同型σ_xを構成することができる。本研究では,Mの基本可換部分群Eに対し,その固定点のなす部分代数V^Eへ作用するσ_x(x∈V^E)達の生成する群Σ(E)について調べ,特に,EがMの2B-involutionの中心化群の正規2-部分群に含まれる場合について次のような結果を得た。
(定理1)Σ(E)は同型を除いて23通りに分類され,その中心による剰余群は24次元のルートを含む23通りのeven unimodular lattices(Niemeier lattices)のルートに関する鏡映の生成する群の中心による剰余群と同型である。
前記の条件を除いた一般のEについては現在研究中である。定理1は,Leech latticeとNiemeier latticesに関する次の定理からの帰結である。
(定理2)任意のNiemeier lattice Nに対し,Leech latticeの部分latticeで,√<2>Nと同型なものが存在する。
この包含関係の一つの場合であるN【similar or equal】(E_8)^3の場合は,Lepowsky-Meurmanの"E_8-approch to the Leech lattice"として知られていたものである。定理2はNiemeier latticesの具体的な存在証明を含んでおり,定理1との関係だけでなく,それ自体で興味深いものであると思われる。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 北詰正顕: "Y_<555> and related topics" 数理解析研究所講究録. 867. 65-72 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2018-06-07  

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