• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

様々な体上の幾何学的ラングランズ予想

研究課題

研究課題/領域番号 06221220
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関名古屋大学

研究代表者

藤原 一宏  名古屋大学, 理学部, 講師 (00229064)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードラングランズ予想 / ガロア表現 / 保型表現 / ドリーニュの予想
研究概要

様々な体上の幾何的ラングランズ予想について
有限体上のラングランズ予想であるが、以前より研究を進めていたレフシェッツ跡公式に関するドリーニュの予想を一般の場合に完全に証明した。この予想は正標数における特異点解消を仮定した場合には正しいことが知られていたが、この(現時点では証明されていない)仮定は不要である。この結果として、ドリンフェルト加群を使ったガロア表現の構成においてドリンフェルトモジュライ空間に対するコンパクト化の理論を避けることができ、またコンパクト化の境界に沿って分岐が激しい係数層を許す場合に構成法を拡張することができる。ロ-モンやフリッカー、カズダンによる関数体の場合の調和解析の結果とあわせ、一点での分岐がスタインバーグまたは超尖点的表現になる場合には保型表現からガロア表現がつくれることが解った。ドリンフェルト加群のモジュライを使う場合には不分岐表現は取り扱えないため、これは現在のところ一般線形群のラングランズ予想に対する最良の結果である。ドリーニュの予想自身はより一般的な縮小写像にたいする跡公式を確立する事によって証明される。この結果についてはワークショップ等で報告したほか現在論文を投稿中である。
複素数体の場合には、ベクトル束のモジュライ空間を使った定式化が存在しており、ヒッチンによるハミルトニアンの零点集合が重要な役割を果たす。これに対しモジュライ空間にアデ-ル群を作用させたときこの群作用によるモーメント射像からハミルトニアンが再構成できることを示した。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 藤原 一宏: "On the Langlands cowespondence over function fields" 代数学シンポジウム報告集. 39. 118-133 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2018-06-07  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi