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フラーレン類の光化学的分子変換

研究課題

研究課題/領域番号 06224203
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関筑波大学

研究代表者

赤阪 健  筑波大学, 化学系, 助教授 (60089810)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1994年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードC60 / フラーレン / ジシラン / シリル化 / 炭素クラスター
研究概要

本研究はフラーレン類の光化学的変換による含ケイ素炭素クラスターの合成及びそれらの機能材料への応用を目的とし、C_<60>やC_<70>の官能基化に、光化学的に発生させた有機ケイ素活性種であるシリレンやジシレン等との付加反応やポリシラン類の光誘起電子移動反応を用いたシリル化による異原子クラスターを合成し、新しい機能性クラスター化合物群の創製を試みた。
ジシラン、トリシラン等のシクロポリシランやポリシラン類との光誘起電子移動を経由する光シリル化反応を検討した。ポリシラン類のケイ素-ケイ素単結合のイオン化ポテンシャルの低さ及びC_<60>やC_<70>の電子授与能から判断して、容易に相互作用することが予想され、シクロポリシランとの光誘起電子移動反応によりケイ素-ケイ素単結合ユニットにより連結されたフラーレンの合成を試みた。特に、電子供与能の高いSi-Si結合を有するジシラシクロプロパンをターゲット分子として用いる光反応を試み、付加体の合成に成功した。この反応の興味深い点は、付加体の構造、即ち、付加するジシラシクロプロパンの数及びその位置(5,6-付加か6,6-付加か)であり、核磁気共鳴スペクトルの解析により、6,6-付加体であることを明らかにした。さらに付加の位置、数及び付加体の構造に関する情報を得るために理論計算グループとの共同研究を行なった。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] T.Akasaka: "Adduct of C70 at the Eguatorial Belt" J.Am.Chem.Soc.116. 2627-2628 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] T.Suzuki: "Redox Properties of Organofullerenes" J.Am.Chem.Soc.116. 1359-1363 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2018-06-07  

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