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糖マトリックス上での不斉誘起とそれを利用した天然有機化合物合成の研究

研究課題

研究課題/領域番号 06225233
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関青山学院大学

研究代表者

光延 旺洋  青山学院大学, 理工学部, 教授 (90082792)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1994年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードヒドロボレーション-酸化 / マクロリド抗生物質 / 糖質化合物 / 不斉誘起 / 共役付加
研究概要

4,8-ジ-t-ブチルジベンゾジオキサボレピン(1)を合成し、1,1-二置換オレフィンのプロキラルな末端二重結合のヒドロボレーション-酸化を行った。(4S,5S)-5-ベンジルオキシ-4-ヒドロキシ-2-メチル-1-ヘキセンをBH_3SMe_2を用いてヒドロボレーション-酸化したときには、(4S,5S)-5-ベンジルオキシ-4-ヒドロキシ-2-メチル-1-ヘキサノールがジアステレオマ-比1:1で得られたのに対し、ボラン試薬1を用いたときには、ジアステレオマ-比は1.7:1になった。また、メチル4,6-O-ベンジリデン-3-O-ベンジル-2-デオキシ-2-C-メタリル-α-D-グルコピラノシドをヒドロボレーション-酸化してアルコール2を合成した。この場合の選択性も、9-BBNを用いたときには2.7%de,BH_3SME_2を用いたときには0%deだったが、1を用いたときには24%deに向上した。
上記の反応を天然有機化合物合成に応用する目的で、16員環マクロリド抗生物質の一種であるタイロシンやロザラミシンのC1〜C9フラグメント(3)の合成を検討した。メチル 2,3-アンヒドロ-5,6-ジ-O-シクロヘキシリデン-β-D-アロフラノシドを選択的にメチル 5,6-ジ-O-シクロヘキシリデン-3-デオキシ-3-C-メタリル-β-D-グルコフラノシドに変換し、引き続き5段階の反応でN-(α,β-不飽和アシル)オキサゾリジノン4を合成した。さらに、4にメチル銅化合物を共役付加させて、C1〜C9フラグメントの前駆体5を合成した。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2018-06-07  

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