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電気化学的に創製した活性種の含フッ素強酸-塩基溶液系での反応挙動とその制御

研究課題

研究課題/領域番号 06226203
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関北海道大学

研究代表者

米田 徳彦  北海道大学, 工学部, 教授 (50001219)

研究分担者 福原 彊  広島大学, 工学部, 助手 (50238507)
原 正治  北海道大学, 工学部, 助教授 (20109490)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード電解フッ素化 / フルオロカルボン酸エステル / アシルフルオライド / 開環フッ素化
研究概要

本年度は、種々のカルボニル化合物のHF-Et_3N錯体中での電極酸化反応によるフッ素化合物合成を検討した。その結果、脂肪族アルデヒドの電解フッ素化により対応するアシルフルオライドを合成できることを見いだした。また、本反応で使用した5HF-Et_3N錯体は電極酸化条件下で安定性なため、他の錯体よりも電解質として優れていることを明らかにした。さらに、この方法はケトンの電解フッ素化反応にも有効であり、環状ケトンを用いて5HF-Et_3N錯体中で電極酸化反応を行うとケトンのα-位の炭素-炭素結合の開裂とともにフッ素化反応が起こり、ω-フルオロカルボン酸フルオライドが選択的に生成することを見いだした。この、生成物は単離することなく、対応するω-フルオロカルボン酸エステルに変換した。この反応は種々の置換基を持つ五員環や六員環のケトンに適用でき、対応するω-フルオロカルボン酸エステルを収率良く得ることが可能である。この様な炭素-炭素結合開裂を伴う開環フッ素化反応は電極反応のみならず一般の反応でも類を見ず、新しいフッ素化合物合成法として有用であるのみならず、今後種々のカルボニル化合物の電解フッ素化反応によるフッ素化合物合成への展開が期待できる。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Norihiko YONEDA: "Selective Electrochemical Formyl Hydrogen-Exchange Fluorination of Aliphatic Aldehydes to Prepare Acyl Fluorides Using HF-Base" Chemistry Letters. 849-850 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2018-06-07  

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