研究課題/領域番号 |
06226253
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
宍戸 昌彦 岡山大学, 工学部, 教授 (60026268)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1994年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 非天然アミノ酸 / 還化還元機能 / ポリペプチド / 超たんぱく質 / フェロセン / アンスラキノン |
研究概要 |
1.L-フェロセニルアラニンの合成 レドツクス活性を持つ非天然アミノ酸としてフェロセニル基をもつアミノ酸を新たに合成し、アシラーゼ法によって光学分割した。昨年度で合成したアンスラキノニルアラニン、ベンゾキノニルアラニンとあわせて、一連のレドックスアミノ酸を得ることができた。 2.フェロセニル基やアンスラキノニル基を含むヘリックスポリペプチドの合成と電気化学特性 フェロセニルアラニンを1個あるいは2個ヘリックス内部に導入したポリペプチドを固相合成法で得た。これらのポリペプチドのレドックス特性をDMF中のCV曲線から検討した結果、ポリペプチドヘリックスに固定された1個のフェロセニル基は、低分子のフェロセニル基とほぼ同じ酸化還元電位を示すことが分かった。ただし電極との電子移動効率はかなり低下していることが分かった。 3.フェロセニル基やアンスラキノニル基を含むポリペプチド電子伝達体の合成 ポリペプチドの剛直なヘリックス構造に沿って電子を運ぶ電子伝達体を作製するため、フェロセニル基を一定の間隔でポリペプチドに導入した。3個のアミノ酸に1個数の割合でフェロセニル基を定序配列させることにより、ヘリックスに沿って1擬1次元的にフェロセニル基を配列させることが可能であることが明らかになった。
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