研究課題/領域番号 |
06227221
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
遠藤 剛 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (40016738)
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研究分担者 |
冨田 育義 東京工業大学, 資源化学研究所, 助手 (70237113)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 有機金属ポリマー / メタラサイクル / 反応性高分子 / 骨格変換 / 高分子反応 / ニトリル類 / コバルトシクロペンタジエン / 含ピリジンポリマー |
研究概要 |
高分子の機能化を行う上で反応性ポリマーは、非常に重要な位置付けにある。本研究では新しい主鎖型反応性高分子としての展開を目的に、コバルタシクロペンタジエン環を反応性の遷移金属-炭素結合として主鎖に有した有機金属ポリマーを設計、合成し、その反応性の評価を行う。まず、有機コバルトポリマーの合成に関しては、各種のジイン類を用いた重合反応を新たに検討し、適当なスペーサーをもつジインモノマーを用いればガラス転移点などの相転移点をもった有機金属ポリマーが得られることを明らかにし、材料としての有機金属ポリマーの応用に対する可能性を示した。有機金属ポリマーの反応については、既にメタロセン構造をもつポリマーへの変換、ホスフィン配位子との反応によるポリマー側鎖の変換や、イソシアナ-ト類、二硫化炭素との反応による有機コバルトポリマーの高分子骨格変換を伴った有機ポリマーの合成について報告を行ったが、さらに本研究において、有機コバルトポリマーとニトリル類との高分子反応を検討したところ、主鎖のメタラサイクル環の骨格転位を伴いながらピリジン骨格を主鎖に含んだポリマーへと良好に変換されることが確認された。本高分子反応において生成ポリマーの分子量が用いる有機コバルトポリマーと比較して増加する傾向が見られ、触媒的に有機コバルトポリマー末端のアセチレン部位が反応に関与していることが示唆された。さらに、以上の結果をもとに、主鎖型反応性高分子材料としての有機金属ポリマーの有用性を示した。
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