• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

新活性中間体シロキシカルバイン遷移金属錯体の発生と反応

研究課題

研究課題/領域番号 06227241
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

茶谷 直人  大阪大学, 工学部, 助教授 (30171953)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードシロキシカルバイン / オキシカルバイン / ジイン / カテコール / 一酸化炭素 / 水
研究概要

本研究はオキシカルバイン遷移金属錯体という新しい型の錯体を創製し、その単離とそれを含む新しい触媒反応を設計、開発することを目的とする。ルテニウム触媒存在下、ジインとヒドロシラン、一酸化炭素との反応から従来にない型の、一酸化炭素が連続して2分子取り込まれるという新しい反応を昨年度の研究で見いだした。ジイン類と一酸化炭素との反応より一酸化炭素が1分子取り込まれたシクロペンタジエノンが生成することは古くから知られているが、一酸化炭素がそれも連続して2分子取り込まれた触媒反応は初めての例である。
水の代わりに水素、水、アルコール、シラノールなどを用いて検討を行った結果、水でも同様の反応が進行し、カテコール誘導体が生成することを見い出した。溶媒としてはアセトニトリル、ジオキサン、THF、アセトンを用いると収率良くカテコールを与えた。また、この反応は、大部分の基質において、上記ヒドロシラン/一酸化炭素系に比べて収率が良いこともわかった。エステル、ケトン、エーテル、アミドなどの官能基が存在しても反応は良好に進行し、また、末端アセチレン以外でも反応に用いることができる。
本触媒反応は、ジイン類に一酸化炭素を2分子、それも連続して導入するという反応様式の点からも新規なだけでなく、反応機構の点においても遷移金属カルバイン錯体を経るという新しい反応である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2018-06-07  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi