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対話における増進的な修辞構造解析および結束性維持

研究課題

研究課題/領域番号 06232206
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関横浜国立大学

研究代表者

田村 直良  横浜国立大学, 工学部, 助教授 (20179906)

研究期間 (年度) 1993 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1994年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード対話の解析 / 修辞構造 / 結束性 / DualFSA / 増進的 / スキーマ / 文生成 / 主導権
研究概要

1.本成果の位置付け
前年度では、LR構文解析に類似した対話文の構造を解析する手法を提案した。この方法により、記述された文章に対しては修辞構造などが抽出され、この構造がオリジナルの文章の形式段落とかなり一致していることから手法の有効性が示された。しかし、この手法はそのままでは対話の構造として二分木を生成することになり、話者が随時交代する対話の構造を表現するのには十分とは言えない。申請時の研究目的である増進的に対話の進行を扱うために、枠組としてDual Finite States Automata(DualFSA)を提案した。DualFSAは、ふたつのFSAから成り、互いに一方のFSAの状態が他方のFSAの入力となってそのFSAを駆動するものである。
2.申請時の研究計画と対応
(1)種々の観点からの対話の各時点における結束性解析手法
結束性についての議論は、文脈の構造がある程度解析された後に進めるべきであるとの方針を得、次を優先した。
(2)増進的修辞構造解析手法
いくつかの対話例を机上で解析した結果、対話の断片から対話文の対が分類できた。次に各対をDualFSAによりスキーマとして記述することにより、対話の各局面、主導権の交代を扱うことができた。DualFSAを応用した解析器では、対話の進行に応じてDualFSAの状態を遷移させ、あるいはDualFSAのスキーマを選択する。状態遷移の履歴が対話の文脈ないし修辞構造を示すことになる。
(3)発話に必要な最低限の知識と文生成プランニング
遷移可能な状態を基にシステムは次発話を生成、あるいは相手の発話の解析に利用するが、この部分は今後の課題となる。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2018-06-07  

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