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音声対話における自由発話理解の研究

研究課題

研究課題/領域番号 06232215
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

斎藤 博昭  慶應義塾大学, 理工学部, 助手 (30235064)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1994年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード音声言語理解 / 自由発話 / 構文解析 / 音声認識 / 共起関係
研究概要

自由発話での倒置・言い足しに代表される語順の自由さを文脈自由文法ですべて書き表すことは容易ではない。しかも発話それ自体が非文であることも多くなる。従って、構文ルールを細かく書き下すことは現実的な対処ではなく、「構文的には緩く解釈し、発話の意味を抽出する」方策が必要になってくる。この方向の一段階として、構文的には緩い文法ルールを用いる一方、単語間の共起関係を意味情報として取り扱うことを提案した。単語間の共起関係を統計的に求めるために、文脈自由文法を用いたパ-ザに多くの文例を通し、各ルールにおける語間の関係を求める。このパ-ザは、一般LR解析法に語置換、語飛越し、語挿入、ダミ-の非終端記号を挿入するギャップ埋めといった4つの機能を付加したエラー対応型である。このようにして求めた語間の関係は、bigramやtrigramにおいては語間の表層的な関係しか得られないのに対して、構文的なつながりを反映するものとなる。解析時にこの共起関係を意味アクション中で取り扱うことで、エラー対応型LR解析法をより頑健にすることができる。
関連研究として、任意の文脈自由文法(ただし、A→Aのようなcyclicなルールは含まないとする)から一般LR構文解析パ-ザを生成するツールNLyaccの配布(ソースコード、文法例、ドキュメントを含む)を正式に開始した。今年度新たに付与した機能として、yaccと異なり字句解析モジュールから複数の値を受けとることができるようにした。これにより、‘saw'のように複数の品詞を取り得る語を簡便に扱えるようになった。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Masayuki ISHII: "An Efficient Parser Generator for Natural Langnage" Proceedings,15th International Conference on Computational Linguistics. 1994. (417-420)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 斎藤 博昭: "緩い文脈自由文法を用いた構造的共起関係の抽出" 電子情報通信学会「自然言語処理における学習」シンポジウム. 65-68 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2018-06-07  

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