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隕石中の同位体比異常とその起源

研究課題

研究課題/領域番号 06234207
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

松田 准一  大阪大学, 理学部, 教授 (80107945)

研究分担者 橋爪 光  大阪大学, 理学部, 助手 (90252577)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1994年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードダイヤモンド / 同位体異常 / 隕石 / 希ガス / チッ素 / 気相成長
研究概要

当該年度は、気相成長ダイヤモンドの合成装置を作成することを中心に行った。本研究で用いた方法は熱フィラメント法(Hot Filament Chemical Vapor Deposition:HFCVD)とよばれる方法で、石英官の中にタングステンのフィラメントを装着し、そのすぐ近くに基板をおき、水素ガスとメタンガスの流量を一定にして流し、全体を約0.03気圧にする。全体の温度を周りの電熱炉で囲み約800度にして約10時間ほど放置する。フィラメントからの熱電子により基板の上にダイヤモンドを作成する。基板としてはシリコン、鉄、タンタルなどをもちいて、合成実験を繰り返し行った。本年度はこの装置の組み上げと立ち上げに時間を要した。最終的にはこの装置を用いて
(1)窒素のCVDダイヤモンドへの取り込み機構の解明
ユレイライト隕石の中には隕石全体に対してダイヤモンド中に窒素が約70倍も濃縮しているものがあり、かつ軽い窒素が入っていることがわかっている。室内で合成されたダイヤモンド中に窒素が入る時、重い希ガスの時のようにイオン化の効果があるのか、また同位体効果があるのかを検証する。
(2)ダイヤモンド中の正常希ガス成分の取り込み機構の解明
隕石のダイヤモンドの周りには太陽系内の正常な同位体比をもつ希ガスが捕獲されているが、これは1200度で脱ガスされ、強力な酸化剤ではじめて取り除かれる成分である。この取り込み機構には種々の説があるが、我々は希ガスのイオンインプランテーションであるとしている。本装置を用いてこの検証を行う。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2018-06-07  

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