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衝突径数を規定した化学反応

研究課題

研究課題/領域番号 06239254
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関姫路工業大学

研究代表者

本間 健二  姫路工業大学, 理学部, 助教授 (30150288)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1994年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワード衝突径数 / 反応動力学 / クラスター内反応
研究概要

燃焼連鎖において重要な反応 HtO_2→OH+Oに対して衝突径数を規定した反応の観測を試みた。即ち、超音速ジェット中にクラスターO_2・H_2Sを生成し、193nm光照射によって反応対H・O_2へ変換し、その反応対から生成するOHの振動・回転状態の分布を測定した。反応対は、HがO_2の重心へ向う衝突、つまり衝突径数のOに近い反応性衝突のみを観測する条件を与えている可能性が高い。OHの回転状態は、通常の2分子反応により生成するものが回転励起しているのに対して、クラスターからのものは、低い回転準位の分布が多くなっている。これは(1)H_2Sの光解離の際近くにいるO_2の効果があり、H原子の衝突エネルギーが低くなっているため、(2)衝突径数がOに近いために全角運動量が低く、回転量子数も低くなっているためであると考えられる。またOH(X^2Π)の2つのスピン-軌道状態、ラムダ二重項状態の分布は通常の条件とほぼ同様の結果が得られた。OHの吸収線幅は多少ブロードニングが見られ、熱平衡条件よりもOHが速く運動していることが見出された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kenji Honma: "Laser-initiated half reaction study of H+O_2→OH(U,J)+O." The Journal of Chemical Physics. 102(印刷中). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] K.Honma他: "Kinetics of Ti(a^3F,a^5F)and V(a^4F,a^6D)depletion by NH_3 and H_2S" The Journal of Physical Chemistry. 98. 13286-13293 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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