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プロティンナーゼC活性化調節機構の分子レベルで解明に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06240216
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

柴崎 正勝  東京大学, 薬学部, 教授 (30112767)

研究分担者 中田 雅久  東京大学, 薬学部, 助手 (50198131)
袖岡 幹子  東京大学, 薬学部, 助手 (60192142)
笹井 宏明  東京大学, 薬学部, 講師 (90205831)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1994年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードホルボールエステル / ホスファチジルセリン / 癌プロモーター
研究概要

1977年西塚らにより発見されたセリン・スレオニン燐酸化酵素PKC(プロテインキナーゼC)は、細胞内情報伝達に重要な役割をはたす酵素として注目を集めている。又この酵素は、発癌プロモーターであるホルボールエステル1の受容体であるために、細胞増殖に深くかかわっていることが考えられている。PKCの活性化には、カルシウムイオン、リン脂質(ホスファチジルセリン等)、ジアシルグリセロール(又はホルボールエステル)が必要である。生体内においてPKCはこれらの活性化剤により細胞質から膜分画へ移行し、活性化を受け三次元構造を変えると考えられている。この活性化剤との結合に膜系が必要であるという点が、PKCと活性化剤との相互作用の解明を困難にしていると考えられる。そこでその結合に膜系を必要としないような化合物を設計し合成できれば、この化合物は膜に移行することなくPKCと結合し、種々の機器分析が可能な可溶性のPKC複合体を与えうることができると考えられ、PKCとホルボールステルとの相互作用の解明が可能になると考えられる。又このような化合物が膜に依存せずにPKCと結合した場合、PKCの三次元構造の変化をともなわなければ、PKCの阻害剤になりうる可能性もあると考えられる。以上の点を解明するために以下のようなホルボールエステル、ホスファチジルセリンハイブリッド分子4を設計し、合成を行うことにした。
【活性評価】化合物4のPKCへの結合活性を|^1H|・PDH_UのPKCへの結合阻害実験により測定した結果、10nM|^1H|・PDH_Uの結合を化合物4は1μMで50%、10μMで90%阻害することが確認された。これは化合物4がPKCと総合的結合することを示すと考えられる。現在キナーゼ活性についても検討中である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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