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α-サイアロン中に含まれる希土類錯体の電子状態と物性

研究課題

研究課題/領域番号 06241238
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

足立 裕彦  京都大学, 工学部, 教授 (60029105)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1994年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードα-サイアロン / セラミックス / 電子状態 / 分子軌道法 / DV-Xα法
研究概要

本研究では高温構造用材料として注目される含希土類α-サイアロンを電子論に基づいて設計することを最終の目的として,モデルクラスターとして希土類錯体をとりあげ,その電子状態をDV-Xα法により詳しく調べ,実験的に知られている諸物性との対応を統計的に調べた.
高性能ワークステーションにより,第一原理分子軌道法によって計算を実行した.
その研究の成果は以下のとおりとなる。
1)希土類-窒素クラスターについての価電子のレベル構造を,とくに4f電子の化学結合への寄与に注目して調べた.その結果,4f電子,5d電子ともに化学結合にはほとんど寄与していないことが判明した.
2)α-サイアロンのモデルクラスターとして,希土類を含む窒化シリコンクラスターについて計算し,1)の場合と比較した.
3)2)において得られた結果を,実験から報告されているα-サイアロン中への固溶度など各物性値と比較した.
4)計算結果から材料の特性を支配するパラメーターとして例えば,4f電子のエネルギーレベルや希土類元素と配位子との結合次数などを抽出し,これをもとに実際の材料設計を計算機実験により行った.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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