研究課題/領域番号 |
06244203
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
吉澤 正人 岩手大学, 工学部, 教授 (30220619)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1994年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 希土類化合物 / 強相関電子系 / 超音波測定 / 超伝導 / 超伝導磁束 / バンド効果 |
研究概要 |
本研究では、立方晶ラーベス相化合物単結晶LaRh_2、CeRh_2、CeIr_2、CeRu_2の弾性定数の温度依存性及び磁場依存性を研究した。得られた成果は、以下の通りである。 1.LaRh_2のC_<44>弾性定数の低温軟化現象 50K以下の温度領域において、弾性定数の異常を観測し、これがバンドヤーンテラー効果に起因する可能性を指摘した。 2.CeIr_2の弾性定数異常 CeIr_2は主にC_<44>に複雑な温度依存性を発見した。 3.CeRu_2の超伝導相における異常な磁束状態 最近、Fulde-Ferrell-Larkin-Ovchinnikov(FFLO)状態との関連性が指摘されているCeRu_2のC_<44>横波弾性を音波の振動方向を磁場との関係を考慮に入れて測定を行った。また、電流の影響も調べた。その結果、CeRu_2単結晶は上部臨海磁場の内側の超伝導相において強固なピン止め領域が存在することを発見しし、これが、FFLO状態である可能性が高いことを示した。 4.CeRu_2のC_<44>の異常な軟化 この物質は、室温から13Kのまでの温度範囲で、弾性定数の軟化現象が観測された。
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