研究課題/領域番号 |
06244221
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
巨海 玄道 熊本大学, 教養部, 教授 (00111146)
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研究分担者 |
加賀山 朋子 熊本大学, 大学院・自然科学研究科(日本学術振興会特別研究員), 後期博士課程3年
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1994年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 高圧 / 低温 / 希土類化合物 |
研究概要 |
本研究は不安定f電子を持つ化合物の中で、特に重い電子系に属する物質と硼素炭化物超伝導体を取り上げ、高圧下の電気測定を主な手段として行われた。これまでに得られた結果の内、主なものを以下に述べる。 (1)重い電子化合物CePtSi_2の高圧下における電子物性 この物質にたいして8GPaまでの電気抵抗と室温において7GPaまでのX線回折実験を行った。結晶構造は最高圧まで安定であり、途中体積の不連続な変化はなかった。 電気低効率の温度変化ρ(T)は常圧で約28Kと5Kに2つのピークを持つが、圧力をかけるにつれて、これらは1つのピークに重なっていき、ピークを示す温度T_<max>は更に加圧すると高温側に移っていく。低温では40kbar以上でρ(T)にFermi液体特有のT^2依存が見られるようになってくる。 (5)硼素炭化物HoNi_2B_2Cの高圧下における超伝導特性 HoNi_2B_2Cは常圧において約8Kにおいて超伝導を、約5Kで反強磁性秩序を示す大変興味ある物質である。本研究においては超伝導転移温度T_C、ネ-ル温度T_N及び上部臨界磁場H_<C2>の圧力効果を調べた。その結果、高圧をかけることによりT_Nでは増加するT_Cは減少していく事が分かり、3GPa以上で2つの相は1つになってしまうことがわかった。またH_<C2>は圧力をかけていくと、T_N以下の超伝導相で大きく減少するが、T_N以下の超伝導相では増加し、全く逆の振る舞いを示すことが明らかとなった。この事から超伝導と反強磁性が密接に関連している事が分かった。
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