研究課題/領域番号 |
06245208
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
五神 真 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (70161809)
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研究分担者 |
島田 敏広 (島田 敏宏) 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (10262148)
宮野 健次郎 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (90167677)
花村 栄一 (花村 榮一) 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (70013472)
秋山 英文 東京大学, 物性研究所, 助教授 (40251491)
江馬 一弘 上智大学, 理工学部, 助教授 (40194021)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
137,700千円 (直接経費: 137,700千円)
1997年度: 8,300千円 (直接経費: 8,300千円)
1996年度: 26,600千円 (直接経費: 26,600千円)
1995年度: 42,800千円 (直接経費: 42,800千円)
1994年度: 60,000千円 (直接経費: 60,000千円)
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キーワード | 励起子 / 励起子分子 / スクイーズド光 / 位相共役波 / 微小共振器 / 色素会合体 / 微小球 / ウィスパーリングギャラリーモード / 励起子超放射 / スクィーズド光 / 量子閉じ込めシュタルク効果 / マイクロキャビティー / 表面励起子 / フレンケル励起子 / 相互量子制御 / ボ-ズ凝縮 |
研究概要 |
本研究では多数の自由度を持つ凝縮系を輻射場と強く結合させ、凝縮系の集団励起と輻射場が強く結合して作られる"大きな"量子状態の、量子光学、非線形光学応答について理論実験両面から研究を進めた。 (1)色素分子凝縮系の量子協同状態と輻射場の相互作用の実験[宮野] 蛍光寿命および共鳴レーリー散乱の測定により、二次元有機色素凝集体中のフレンケル励起子の輻射過程を明らかにした。 (2)高密度素励起系と輻射場の相互量子制御の理論[花村] 微小共振器中の励起子の量子光学現象の理論的に研究し、微小共振器の励起子励起子分子系と1光子または2光子共鳴する電磁場の強力な光子数スクイージングを見いだした。 (3)励起子-微小共振器結合系の非線形光学応答[五神] 微小共振器中の励起子非線形光学応答を調べた。励起子と共振器の結合が弱い場合には2重共鳴によって300倍程度非線形信号の効率向上を実証した。強結合の場合には、4光波混合信号過程は共振器ポラトリンが励起子間相互作用を介した弾性散乱モデルにより説明できることを見いだした。また、励起子の3つの非調和項を実験から一意的に決定できることを見いだした。 (4)凝縮系における輻射場の閉じ込め法の検討[五神] 3次元的な輻射場の制御法として、微小球光共振器等のWhisperingGalleryModeに着目し、輻射場の閉じ込め効率の評価を実験理論的に研究し、3次元閉じこめを確認した。 (5)選択エピタキシャル成長を用いた有機色素によるフォトニック結晶[島田] パタンのあり基板上に有機色素をエピタキシャル成長させることにより微細3次元構造化を行った。 (6)半導体量子細線構造における励起子の輻射緩和[秋山] 各種の半導体量子細線構造を用いて、リッドイマ-ジョンレンズを用いて100ナノメートルオーダーの領域で励起子と輻射場の相互作用を調べた。
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