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熱化学的水素製造プロセスにおける水中への臭素-臭化水素混合物の溶解度の測定

研究課題

研究課題/領域番号 06246210
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関静岡大学

研究代表者

野田 勝嗣  静岡大学, 工学部, 教授 (10015050)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1994年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード溶解度 / 臭素 / 臭化水素 / 水 / 液液平衡
研究概要

1.臭素,臭化水素が有毒・腐食性物質であるので専用のドラフトチャンバー内で溶解度が測定出来るよう装置を組み立てた。溶解度の測定は混濁点を目で観察,組成は容量法で決定する。この装置は通常の透明な物質の混濁点の識別は容易で文献値とよく一致した。しかしながら,臭素は褐色の不透明の液体であり,水に殆ど溶けない液であるが,水リッチ相でもかなり濃い褐色を示し、混濁点の確認には非常に注意を要する。
2.臭素-水2成分系および,臭素-臭化水素-水3成分系の溶解度を混濁点法を用いて25℃で測定した。測定結果は,2成分系では文献値と一致した。得られたデータ数が少ないので,装置の問題点を検討・改良して,さらに精度のよいデータを蓄積することが次年度の予定である。
3.臭化水素-水2成分系の気液平衡が,通常の気液液平衡と大きく異なっているため,計算が困難である。したがって,3成分系の推算までには至らなかった。2成分系の計算を活量係数式でさらに検討する。次により高温までの外挿を可能にするため,状態方程式で相関・推算を行う。
4.平衡物性(溶解度,気液平衡等)と輸送物性(粘度)の相関性についても検討する。
5.臭素,臭化水素酸の腐食によるによる不純物の生成が,混濁点の識別等実験の精度に影響を及ぼしていると思われる。精度のよい実験のために,配管材料は可能な限りテフロンに交換しているが,なおバルブ等の材料の改善が,必要であるので検討中である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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