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脳と膵臓の調節性エキソサイトーシス分子機構の共通性と特異性

研究課題

研究課題/領域番号 06248218
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

福岡 伸一  京都大学, 食糧科学研究所, 助教授 (20183923)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1994年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード開口分泌 / 膜融合 / 消化酵素
研究概要

申請者は調節性エキソサイトシスの分子機構を明らかにする目的で、膵臓の細胞を用いて分泌顆粒の膜上に特異的に存在する分子群(ZAP)の構造と機能を解析してきた。一方、Rothmanグループは、脳細胞の分泌顆粒のエキソサイトシスにNSFやSNAPと呼ばれる分子の関与を主張している。これらの分子群が調節性エキソサイトシスにおいて、どのように機能分担しているのか、あるいは分子間の相互関係について検討した。
(1)膵臓チモ-ゲン顆粒膜分子群(ZAP)の機能と特異性・一般性の検討:これまでに発見した3つの分子(ZAP75、ZAP47、ZAP36)が脳細胞のシナプス小胞でも発現しているか、RNA、タンパク質レベルで調べたところ、ZAP47は脳で微量発現していたが、ZAP75、ZAP36は膵臓特異的であった。
(2)NSF/SNAP機構の一般性の検討:前項(1)を補完する実験として、脳のシナプス小胞の分泌過程に関与するとされるNSFおよびSNAPが、膵臓腺房細胞のチモ-ゲン顆粒の調節性エキソサイトシスにも関与するか否かを、cDNAクローニングしたマウスのNSFおよびSNAPアルファ、ベータ、ガンマと精製したチモ-ゲン顆粒とをもちいたインビトロ実験で検討したところ、膵臓アピカル輸送でのNSF/SNAPの関与は検出できなかった。
(3)膵臓腺房細胞におけるZAP36レセプターの探索:膵臓チモ-ゲン顆粒膜上にZAP36レセプターとして機能しうる分子をwest-western法により検索したところ、9つの候補クローンを得た。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] S.Fukuoka: "Analysis of ZAP_s,Zymogen Granule Membrane Associated Proteins in the Regulated Exocytosis of the Pancreas" Biosci.Biotech.Biochem.58. 1282-1285 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] G.A.Scheele,S.Fukuoka and S.D.Freedman: "Role of the GP_2/THP Family of GPI-Anchored proteins in Membrane Trafficking During Regulated Exocrtne Secretion" Pancreas. 9. 139-149 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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