研究課題/領域番号 |
06248226
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
三浦 恵 横浜市立大学, 医学部, 助教授 (60157427)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1994年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | アシルCoAオキシダーゼ / ペルオキシソーム / ウリカーゼ / 蛋白質の局在化 |
研究概要 |
本研究はラット肝臓のペルオキシソーム蛋白質の局在化機構を分子レベルで解明する。目的遂行の第一歩として申請者はアシル-CoAオキシダーゼ(AOX)並びにウリカーゼを高度に純化したラット肝臓ペルオキシソームに取り込ませる系(試験管内インポート系)を確立し、AOXのカルボキシル末端3残基Ser-Lys-Leu-COOH(SKL配列)、ウリカーゼのカルボキシル末端3残基Ser-Arg-Leu-COOH(SRL配列)がペルオキシソーム局在化シグナルの最少単位であることを証明し、さらに両者は同経路でペルオキシソームへ移行することを証明してきた。 本年度はこれら蛋白質のペルオキシソームへの移行に際しエネルギー源としてATPが利用されていることを明らかにすると共に、ウサギ網状赤血球溶血液中にペルオキシソーム移行を促進する蛋白性の因子が存在することを明らかにした。このことはラット肝細胞中のサイトソ-ルにも同因子が存在することを非常に強く示唆するものであるが、現在のところット肝細胞中のサイトソ-ルにはペルオキシソームへの移行を促進する活性は未だ検出できていない。 一方、SKL配列のレセプターがペルオキシソームの膜上にあると仮定し、純化したペルオキシソームを可溶化後、SKL配列を含む合成ペプチドをリガンドにしたアフィニティークロマトグラフィーにより検索を試みた結果、分子量28Kの蛋白質が同定できた。しかしながらこの蛋白質は詳細な解析の結果ウリカーゼであることが判明し、現在検索の対象をペルオキシソームとラット肝サイトソ-ルに絞って解析中である。 また上記蛋白質とは異なるペルオキシソーム局在化シグナルを持つ3-ketoacy-CoA thiolaseについても試験管内インポート系の確立に成功した(J.Biochem.115,1064-1068)。今後これらシグナルの異なる蛋白質が全く異なった経路または、ある程度共通の経路でペルオキシソームへ移行するのかを明らかにする準備が出来たものと評価される。
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