研究課題/領域番号 |
06254204
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
山田 信博 東京大学, 医学部(病), 講師 (40200729)
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研究分担者 |
大須賀 淳一 東京大学, 医学部(病), 医員
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1994年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | アルツハイマー病 / アポE / トランスジェニックマウス / 痴呆 / アポE4 / β-APP |
研究概要 |
近年、アルツハイマー病の脳病変にアポEの沈着像が認められるという報告と共に、アルツハイマー病においてアポEのisotypeの中でアポE4を有する頻度が極めて高いことが報告され、アルツハイマー病におけるアポEの病因的意義が注目されている。私共はアポE4を発現するトランジェニックマウスを開発して、アルツハイマー病の発症に関しての研究を進めるとともに、日本人の痴呆患者(アルツハイマー型と多発梗塞型)におけるアポE4の発現頻度を検討した。脳血管性及びアルツハイマー型の痴呆患者について、アポEのフェノタイプ分類を行い、動脈硬化性老年痴呆とともにアルツハイマー病において_ε4の発現頻度が対照群より有意に高いことを認めた。特に、アルツハイマー病では半数の患者にアポE4を認め、_ε4の発現頻度は27、6%であった。また動脈硬化性老年痴呆においても、はじめて_ε4の発現頻度が有意に高いことが示された。またβ-APPのトランスジェニックマウスとアポE4のトランジェニックマウスを用いることにより、アポEとアルツハイマー病発症との関係が明確にされることが期待される。
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