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T細胞が認識するHIV抗原ペプチドの解析

研究課題

研究課題/領域番号 06255202
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

滝口 雅文  東京大学, 医科学研究所, 助手 (00183450)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1994年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードエイズ / HIV / T細胞 / CTLエピトープ / 細胞障害性T細胞 / HLA抗原 / 抗原提示
研究概要

HLA-B^*3501分子によって提示されるHIV-1細胞障害性T細胞障害性T細胞(CTL)エピトープの同定を、リバース・イムノジェネティックス法を用いておこなった。HLA-B^*3501結合自己抗原ペプチドのシークエンス解析より得られた結合ペプチドのモチーフ上のアンカー部位のアミノ酸をもった8-merから11-merのペプチドを、HIV-1SF2株より選び出し、64種類のペプチドを合成した。このペプチドとHLA-B^*3501抗原との結合を調べたところ、27種類のペプチドが結合した。さらにこの27種類の結合ペプチドを使って、HIV-1患者末梢血リンパ球を刺激したところ、11種類のペプチドがHLA-B35拘束性、特異的CTLを誘導できた。これらのCTLのうち10種類のペプチドが、ウイルスを感染させたHLA-B35発現細胞を障害したことにより、これらのペプチドがHLA-B35によって提示されるCTLエピトープであることが明らかになった。これらのエピトープによって誘導された特異的CTLが他のHIV-1株に見られた変異エピトープを認識できるかを調べたところ、23種類の北米型のHIV1-変異エピトープ中20種類の変異エピトープを認識できた。以上のことから、これらのエピトープペプチドはワクチンの候補になりうると考えられた。今後、これらのエピトープによって誘導されたCTLが、タイ型などのHIV-1変異エピトープを認識するかを明らかにするとともに、CTLクローンを作製してCTLのHIV-1エピトープの認識について解析する予定である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Yuji Takamiya: "HLA-B^*3501-peptide interactions:Role of anchor residues of peptides in their binding to HLA-B^*3501 molecules." International Immunology. 6. 255-261 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Kristen Falk: "Peptide motifs of HLA-AI-AII-A31 and-A33 molecules." Immunogenetics. 40. 238-241 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Sarah Rowland-Jones: "HIV-specific cytotoxic T cells in HIV-exposed but uninfected Gambian women" Nature Medicine. 1. 59-64 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Kristen Falk: "Peptide motifs of HLA-B51,-B52,and-B78molecules,and implications for Bechet's disease." International Immunology. (印刷中).

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Kristen Falk: "Peptide motifs of HLA-B58,B60,B61 and B62 molecules." Immunogenetics. (印刷中).

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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