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HIVの生物活性を抑制するヒト型モノクローナル抗体の作製とその大量生産

研究課題

研究課題/領域番号 06255217
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関久留米大学

研究代表者

佐川 公矯  久留米大学, 医学部, 助教授 (20140650)

研究分担者 井上 雅広  久留米大学, 医学部, 助手 (00232562)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1994年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードHIV / AIDS / モノクローナル抗体 / ヒト型モノクローナル抗体
研究概要

1.Human Immunodeficiency virus(HIV)のEnv蛋白,Pol蛋白,Gag蛋白などに対するヒト型モノクローナル抗体を作製し,その中からHIVの生物活性を抑制する抗体を選別することを試みた.
2.まず,われわれが久留米大学附属病院において定期的に診察している4名のHIV感染者の末梢血からリンパ球を分離し,Epstain-Barr virus(EBV)を感染させ,サイクロスポリンAの存在下で24穴の培養プレートの中で培養を開始した.
3.EBVの感染により不死化して増殖してきたBリンパ球を,限界希釈法によってクローニングした.なお,クローニングのためのfeeder cellsとして,ドナー本人のEBV不死化Bリンパ球で,HIVに対して抗体を産生していない細胞を,放射線照射して使用した,クローン化Bリンパ球の培養上清について,HIVに対する抗体活性を検討した,まず,第1次スクリーニングとして,HIVのlysate(Scripps Lab.より入手)を抗原としたELISA法を実施した.続いて第2次スクリーニングとして,リコンビナントのHIVのEnv蛋白,Pol蛋白,Gag蛋白などを抗原としたELISA法で検討した.その結果,陽性のクローンが30種類以上得られた.しかしこれらのクローンの培養上清は上記のすべての抗原と反応した.この結果は,得られたクローンがまだ複数のクローンの集合体であることを意味している.現在,再クローニングを行なっている.また,上記の抗体を産生しているBリンパ球とSHM-D3細胞(mouse-human hetero-myeloma cells)を細胞融合させ,ハイブリドーマを作製する作業も行なっている.
4.抗体の生物活性に関しては,HIVのreverse transcriptaseの産生を抑制するか,HIVによる巨細胞形成を抑制するか,HIVによる細胞死を抑制するか,などを指標として調べている.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Nicola J.Borthwick: "Lymphocyte activation in HIV-1 infection.II.Functional defects of CD28- T cells" AIDS. 8. 431-441 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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