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C.elegansの後期発生における制御機構

研究課題

研究課題/領域番号 06256219
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関国立遺伝学研究所

研究代表者

石原 健  国立遺伝学研究所, 遺伝情報研究センター, 助手 (10249948)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1994年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード線虫 / C.elegans / 発生 / タンパク質キナーゼ / プロテアーゼ
研究概要

線虫C.elegansの後期発生における制御機構を解明するために、1)フッ素イオン耐性変異、2)clr-1様変異、3)hch-1変異について研究した。
1) フッ素イオン耐性で孵化後の成長が遅い変異をもつ遺伝子は、3つある。このうち、flr-3遺伝子の全長cDNAを分離し、塩基配列を決定した。この遺伝子がコードする蛋白質は、タンパク質キナーゼと広範囲にホモロジーがあるが、典型的なATP結合部位の配列がないので、新しいキナーゼかキナーゼ様蛋白質らしい。ノザン解析では、上述の全長cDNAに対応するmRNA1本のみが検出され、以前に2種類のcDNAが得られていたのは、クローニングのア-ティファクトであることがわかった。また、抗体とlacZ融合遺伝子を作り、表現部位決定実験の準備をした。
2) clr-1様表現型の変異(腸と体壁の間に隙間ができる幼虫致死変異、シグナル伝達関連の変異に多い)の1つ、let(ut102)の全長のcDNAクローンを得た。これにコードされるタンパク質は疎水性で、膜タンパク質と思われるが、既知のタンパク質との類似性はなかった。
3) 卵殻のタンパク質部分が分解されず、孵化後の神経芽細胞の移動方向が変わる変異hch-1の遺伝子とcDNAをクローニングした。現在、塩基配列を決定中であるが、金属プロテアーゼのモチーフが既に見つかっている。遺伝子産物はプロテアーゼで、卵殻とおそらく細胞外マトリックスの両方に働いていると思われる。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] I.Katsura et al.: "Isolation,Characterization and Epistasis of Fluoride-resistant Mutants of Caenorhabditis elegans" Genetics. 136. 145-154 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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