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グルタチオントランスフェラーゼP遺伝子の発現を支配する転写因子のクローニング

研究課題

研究課題/領域番号 06261235
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

奥田 晶彦  埼玉医科大学, 医学部, 講師 (60201993)

研究分担者 鈴木 利哉  埼玉医科大学, 医学部, 助手 (90216416)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1994年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード転写 / エンハンサー / cDNAライブラリー / 肝癌 / 酵母
研究概要

肝癌特異的に発現するグルタチオンs-トランスフェラーゼ(GST-P)遺伝子の発現は私たちが同定したエンハンサー、GPEIによって支配されている。そこで、GPEIエンハンサーに結合し、GST-P遺伝子の発現を促進する転写因子をクローン化する事を目標に研究を始めた。私たちはまず、酵母の遺伝学を駆使してcDNAのクローン化を目指すことにした。すなわち、HIS3遺伝子に変異を持つ酵母に本来のエンハンサー領域を酵母ではレプレッサーとして働くことが明らかになったGPEIエレメントと置き換えたHIS3遺伝子を導入したところ、この遺伝子からの転写レベルが低いためにこの遺伝子を持つ酵母もHis^-のフェノタイプを示した。そこで、私たちは、さらにこの酵母にcDNAライブラリーを導入すれば、GPEIエレメントに結合する転写因子が発現した場合、その酵母に限ってHis^+のフェノタイプを示すのではないかと考えた。事実、胎児性癌細胞であるF9細胞より調整したcDNAライブラリーをスクリーニングしたところ、His^+のフェノタイプを示す酵母のコロニーが得られた。その酵母からcDNAを回収し塩基配列を決定したところ過去に報告のない新しいクローンであることが明らかになった。得られたcDNAをUTF1と命名したが、生化学的解析から確かにUTF1はHIS3遺伝子からの転写を促進することが明らかになった。但し、DNAへの結合活性が認められないことが明らかになった。現在、UTF1のGPEIエレメントとの相互作用等について検討を加えている。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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