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NMRによるコフィリン・デストリンの立体構造解析と機関相関

研究課題

研究課題/領域番号 06261241
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関(財)東京都臨床医学総合研究所

研究代表者

畠中 秀樹  財団法人東京都臨床医学総合研究所, 生理活性物質研究部門, 研究員 (00260331)

研究分担者 森山 賢治  財団法人東京都臨床医学総合研究所, 細胞生物学研究部門, 研究員 (00250217)
神田 大輔  財団法人東京都臨床医学総合研究所, 生理活性物質研究部門, 研究員 (80186618)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードコフィリン / デストリン / アクチン結合タンパク質 / 多次元NMR / 構造機能相関 / 構造生物学
研究概要

我々は、ストレス応答に重要な役割を果たすと考えられているコフィリン・デストリンの立体構造決定と機能相関の解明を目指して実験を行ってきた。の目的のために必要な多次元NMRの測定法・解析法は完成した。特に後者については,新規ピークピッカーや強力な多次元ベースライン補正プログラム,さらにInteractiveな解析マクロプログラムを作り終え,加えて以前に作成した2次元NMR解析プログラムシステムを拡張することにより,多次元NOESYスペクトル解析システムの構築を完了した。一方、ターゲットであるデストリンについては、まず安定同位体ラベル体を大量に作製し,ラベル体の多次元NMR測定(HNCA,HN(CO)CA,CBCA(CO)NH,CBCANH,NH(CA)HA,HBHA(CO)NH,HCCH-TOCSY,C(CO)NH)を行い,アミノ酸主鎖および側鎖の大部分の帰属を完了し,α炭素の化学シフトを用いて2次構造の推定を行った。さらに,3次構造決定のためのNOESY測定(N-edit NOESY-HSQC,C-edit NOESY-HSQC)を行い、先述の解析システムにより立体構造計算を進めた。
その結果、我々はRMSD(Root-Mean-Square Deviation)で1.0Å程度の立体構造を得ることができた。観測されないシグナルがあるせいか、まだ全てのNOE由来の距離情報の間の整合性を確認するには至っていないが、全体のフォールディングや2次構造ユニット間の位置関係は正しいと考えられる。この結果はコフィリンファミリーに属するタンパク質間の相互のアラインメントの結果や、既に知られている生化学的な知見を良く説明するもので、今後このファミリーの構造機能相関を議論するために非常に有用であると考えられる。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hideki Hatanaka: "Tertiary structure of erabutoxin bin aqueous solution as elucidated by two-dimensional nuclear magnetic resonance" Journal of Melecular Biology. 240. 155-166 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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