研究課題/領域番号 |
06262224
|
研究種目 |
重点領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
三宅 早苗 東邦大学, 医学部, 助手 (00256687)
|
研究期間 (年度) |
1994
|
研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
|
配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1994年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
|
キーワード | DNA複製 / MCM / nda / 分裂酵母 / アフリカツメガエル |
研究概要 |
研究代表者らは、分裂酵母からDNA複製に関与するnda1及びnda4遺伝子を単離している。nda遺伝子の機能解析のため、nda1及びnda4変異株のサプレッサー変異株の単離を行ない、13株のnda4サプレッサー変異株を得た。そのうちの1株はnda4遺伝子そのものに、12株はnda4遺伝子以外の同一遺伝子座に変異を生じていた。サプレッサー変異株は高温感受性であり、高温で培養すると1核で細胞が伸長するという表現型を示す。サプレッサー遺伝子を単離し塩基配列を決定したところ、サプレッサー遺伝子は約70kDの蛋白質をコードし、そのアミノ酸配列は既知の蛋白質と相同性がなく、新たに見つかった蛋白質であることが示された。遺伝子破壊実験の結果、サプレッサー遺伝子は生育に必須であり、遺伝子破壊株は1、2回細胞分裂を行なった後、増殖を停止することが明らかとなった。 また、PCR法により、アフリカツメガエルのnda相同遺伝子の単離を行ない、2種の、ORFほぼ全域を含むcDNAを単離した。その塩基配列を決定した結果、そこから予想されるアミノ酸配列は同一アミノ酸レベルにおいて、1つはヒトBM28遺伝子産物と78%、分裂酵母nda1遺伝子産物と48%の、1つは分裂酵母nda4遺伝子産物と48%の相同性を示した。前者については抗体を作製し、ウエスタンブロット法を行った結果、120kDの大きさの蛋白質が検出され、これが遺伝子産物と思われた。
|