研究課題/領域番号 |
06263203
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
井上 弘一 埼玉大学, 理学部, 助教授 (60114203)
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研究分担者 |
石井 チ津 埼玉大学, 理学部, 助手 (00114215)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1994年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 除去修復 / 組み換え修復 / アカパンカビ |
研究概要 |
本年度中に行った実験の結果は以下のとおりである。 1.アカパンカビのDNA修復遺伝子のうち除去修復にかかわっている遺伝子mus-18については大腸菌でこの遺伝子を発現させた後蛋白質を精製し活性の測定をした結果、この酵素は紫外線特異的な損傷を認識し、これを含むDNAを切ることを見い出した。アカパンカビよりこのタンパク質を、抗体を指標に精製することを考えているが、共同研究者の安井らによりこの酵素のより詳しい研究がなされているので一時的にこの実験は中止している。 2.アカパンカビの組み換え修復にかかわる遺伝子のクローニングをすすめているが、現在mei-3遺伝子は酵母のRAD51に高い相同性を示し、mus-25は同じく酵母のRAD54に高い相同性を示すことがあきらかになった。これらの遺伝子の構造と発現様式について調査している。 3.アカパンカビの複製後修復にかかわっていると考えられている遺伝子mus-8,とuvs-2遺伝子についてもすでにクローニングされ、そのシークエンスも明らかになったので、その遺伝子の構造の特徴および発現について調査を進めている。
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