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ラス(ras)タンパク質によるCaオシレーション・イオンチャンネルの制御

研究課題

研究課題/領域番号 06264210
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関金沢大学

研究代表者

東田 陽博  金沢大学, 医学部, 教授 (30093066)

研究分担者 星 直人  金沢大学, 医学部, 助手 (90229170)
横山 茂  金沢大学, 医学部, 助手 (00210633)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1994年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード細胞内Ca / ラス / 線維細胞 / 受容体 / イノシトールリン脂質
研究概要

平成5,6年度,我々は,NIH/3T3細胞をKi-rasでトランスフォームしたDT細胞が,増殖因子によりCa^<2+>オシレーションを生じるメカニズムについて研究した.細胞内Ca^<2+>オシレーションは,細胞外のシグナルをオシレーションという持続的で,かつパルス状の細胞内のシグナルに変え,GTP結合タンパク質にカップルする受容体の情報の増幅を行なう重要な細胞現象である.
細胞外からの,Ca^<2+>流入が,この現象を維持するため重要であることが指摘されているので,外側からの流入を実測する目的で,膜電流測定装置(既存)とCa濃度測定装置をドッキングさせ研究した.本年度は,流入がブラジキニン刺激により産生される3種類のイノシトール四リン酸について研究をした.なかでも,イノシトール3,4,5,6-四リン酸もその機能を持つことを初めて証明した.この解析により,rasでトランスフォームした細胞におけるCa^<2+>オシレーションとCa^<2+>流入との関係を調査し,Ca^<2+>オシレーションがブラジキニン受容体を刺激し,rasを活性化した後、膜電位を過分極に保持した時に大きくみられることを見いだし,J.Biol.Chem.に報告した。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Hashii,M.et al.: "Ca^<2+> influx evoked by inositol-3,4,5,6-tetrabisphosphate in ras-transformed NIH/3T3 fibroblasts." FEBS Lett.340. 276-280 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Hashii,M.et al.: "Ca^<2+> influx gated by inositol-3,4,5,6-tetrabisphosphate in NIH/3T3 fibroblasts." Biochem.Biophys.Res.Commun.200. 1300-1306 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Yokoyama,S.et al.: "B_2 bradykinin recepters in NG108-15 cells: cDNA cloning and functional expression." Biochem.Biophys.Res.Commun.200. 634-641 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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