研究課題/領域番号 |
06264216
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
月田 早智子 京都大学, 医療技術短期大学部, 教授 (00188517)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1994年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | CD44 / ERM / アクチン・フィラメント / rho / GDI / ラディキシン / モエシン / エズリン |
研究概要 |
我々は、アクチンフィラメントと細胞膜の結合のための基本ユニットとして、上述のCD44-ERM-アクチン・システムを同定することに成功した。したがって、このシステムがrhoの直接のターゲットとなっている可能性が高い。すくなくとも、この点を早急に検討する必要がある。本研究は、目的をこの一点に絞り、CD44とERMの結合およびERMとアクチンの結合にrhoがどのような影響を及ぼすかを、in vivoとin vitroの両面から検討することを目的とした。 我々は、これまでBHK細胞を用いて、CD44とERMの結合を免疫沈降法によって検出できることを示してきた。そこで、もし、BHK細胞のrhoを不活性化したり活性化したり自由に出来るようになれば、そのような系での免疫沈降法により、rhoの活性化、不活性化に伴うCD44とERMの結合の変化を検出できる。具体的には、rhoを不活性化するrho-GDIのcDNAを神戸大学医学部の高井義美教授よりいただき、亜鉛などで誘導可能な発現ベクターを用いてBHK細胞にトランスフェクトした。この細胞は、亜鉛存在下でGDIを発現し、rhoが不活化された。どのような細胞を亜鉛の存在化、非存在下で大量に培養し、抗ERM抗体による免疫沈降により、ERM-CD44結合を調べ、興味深い結果を得た。
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